久し振りに友に会う02

皆様ご無沙汰しておりますっ!

なんと言うのでしょう、一昨日までほんっとぉ~に怒涛と言えるような面倒な日々が続いておりましたが、そのヤなビックウェーブをなんとか乗り越えてここに再来っ!!

どうも、そんな風都です。

いやでも、良いこともあったのです。
なんというか今回は、苦労の後にちゃんとそれなりの幸福な時間が待っててくれました。

その幸福な時間と言うのは『友との時間』

高校時代の仲間たちと会ってきまして、えっと、集まったのは風都を含んで5人。

その内の3人はもぅパパになっちゃって、風都ともう1人の、なんて言うんでしょう?

えっと、風都には到底たどり着けないほど紳士っていうか周りが見えているというか、いかにもなんか頼れる大人って思える男がいるんですけど、ん~、そう。

無色透明で紳士で頼れるんで、うん、ミスター紳士と命名。

そうっ、で! つまりここに集まる友人のうち風都とミスター紳士以外はこの1年の間で結婚しちゃったんですよ。

そしてみんなの新婚生活を色々と聞いていたんですけど、もうっ、みんなすっごくそいつっぽい新婚生活で、笑えた!!

それにみんな幸せそうで素直に羨ましくて、ああ、自分も結婚いいなぁ~と、うん、ほんのちょびっとぐらいは思えました。

でもほんとに思ったのはみんな1人1人がそれぞれに築いていく『家庭』にはまったく違ったそれぞれの『文化』があるんだなってこと。

それが凄く面白かった。

なんて言うんだろう、風都の高校時代の友人たちはほとんどが精神的に自立してるくせに変に甘えん坊なところがあって、なのに1人は見栄っ張りで、1人は腹黒な良い子っていう変な奴で、もう1人は自己がないようであるこれまた腹黒変幻自在。

そしてワタクシ風都は自他ともに認める自己中。

ああ、凄いなぁ、ミスター紳士以外はつくづく思うけど変な奴ですぅ。

うん、ごめんみんな、1歩下がって自分たちのことを考えてみると、うん、やっぱりうちらって変だよっ!

だからこそまともなミスター紳士に風都はおんぶにだっこなんです。

だって凄いんですよ。

たとえばカレイのえんがわを注文して、ん、なんかアレなんであえて「丸々焼かれたスルメイカ」としますが、それがテーブルに置かれたらもう、ミスター紳士はなにも言わずに自然とみんなの分を割き出すんですよ。

もう分かってるんでその行為を見ただけで「ちょっとミスター(面倒なんで略します)、お前もう惚れるって」とツッコミましたね。

案の定、腹黒な良い子、ん~、黒くてずる賢くてでも憎めない奴、『クロスミ』と命名!

うん、クロスミが案の定「いや自分が食べる分さいてるんじゃね?」とか言うから「ちっがうネ! ミスターはそうじゃないネ!」と反撃!

もちろんミスターはクロスミの言うことも自然体で普通に聞いてそれでも割いたイカをもうね、当たり前のようにポイポイポイとそれぞれの皿に放っていくんですよ。

なかなか出来なくないですかっ?

もう風都なんて超絶自己中ですから、そんな尊敬できるミスターがみんなのためにイカを割いている最中でも、はいっ、割き終ったはしからひょいと手を出して気にせず先に食べちゃいますから!

で、またクロスミが言うんですよ、「なにお前っ、そんだけ言っててミスターの前に食うんか!」と。

だから風都も反撃するんですよ、「喰うよ! なに言ってん俺だよっ?」と。

みんな風都の自己中も知ってますからね、もう苦笑で終了ですよ。

あっ、ちなみに、風都とクロスミは仲間なんですけどどうしてか敵なんです。

変に反発しあうんです。

好きなやつなんですけどね、でもなんだろ、勝負したくなるわけじゃないけど、なんかもう、敵なんですよ!

仲間なんですけど敵なんです。

だって聞いてください、風都は仕事が終わってからの参加だったんで1番最後に参加して、でやっぱりミスターが「風都なに飲む?」と優しく聞いてくれるんですよ。

車なんで「ん~、ノンアルコールのビールがいい」っていうとクロスミが、「いやいや風都そこはほら、代行呼ぼうぜ」と。

「ミスターとかだって代行呼ぶんだぞ」と、まるでいかにも自分たちもそうする的に言うんで、風都はおバカなのかそういうところは疑わなくて「あっ、じゃあ俺も代行でいいや」と、みんながそうならもちろん付き合うさ、と。

「じゃあビールで」とミスターに言って注文終了。

そうですね、考えてみればあの時確かにクロスミの奴め、にこりと笑ったわ、あいつ、っく、そ、やられた。

だって飲んで最後のほうになって言うんだもん!

「じゃあミスターと風都は代行呼ばなきゃね」と。

「はぁ? あれっ、なにお前らはっ??」と聞くと「だって俺らは乗せてきてもらってるしぃ~」と。

「なにそれっ、それで人に代行勧めるんかいこのばかっ!」と、おしぼり投げましたね。

そうですね、その席でクロスミに3回はおしぼりを投げましたね、全部うるさいハエを払うみたいにキャッチしてくれやがりましたけどっ。

そしてそれを見てる他の連中は「あ~久しぶりに見たわこいつらのやりとり」としみじみ言うし。

好きで張り合ってるわけじゃないの、なんか生理的に反発してるの、だって腹黒いんだもん!

うん、なんかもう、ダメだぜんぜん話が進まない。

とにかくですね、ほんと、話していて面白かったのがその人その人が妻と一緒に作る『家庭の文化』です。

そしてそれが昔から見てきた仲間だからこそ、そいつらしい文化で納得して、でも妻っていう風都には分からない意志が半分以上入ってるから仲間の希望する文化が微妙にズレてて、でも考えてみるとそれが自分の親と似ていたりする。

ああ、なるほど。

風都が小さい頃から感じてきた家の雰囲気や出来事って、こういう風に出来上がっていくんだなって思いました。

そして相手方の家に行ってお父さんの相手をするのはイヤだぁ~と嘆く友人と、いや別に、俺はふつうだけど? と平然としてるクロスミとの温度差にも笑えた。

風都が、とはいえ相手方の文化が不思議だったら「えっ、お父さんマジっすか?」とか言やいいでしょ、とか言うと。

「バカ、無理だって言えるか! つか言っちゃダメだ」と、甘えん坊な見栄っ張りの友人、うちらの中ではまとめ役なんですがぁ、うん、びっくばぶーと命名。

びっくばぶーが言うんですよ。

「俺なんかな、嫁の家に行くときはそっちのお父さんは今ナニにはまってるとか、欲しがりそうなものとか全部チェックして頭に入れてから行くんだぞっ、いいか、他人なんだぞっ」と。

「ええ~、めんどくさ~い。いいじゃん別に自然体でも。俺だったら普通に言っちゃうと思うよ? うっわあすげえうちとは全然違うっすね、面白いっす、とか」と風都。

「・・・ああ、お前なら普通に言いそうだな、やめとけ」とびっくばぶー。

うむぅ、今でも理解し難いけど、そのあとミスターにも「やめといたほうがいいかもよ」と言われたから納得することにする。

あれ? でもミスターもまだ未婚者だよ、なぜにその点を察するよミスター??

うん、世界は風都には理解し難い不思議でいっぱいです。

そしてまた面白いのが、旦那の給料とお小遣い、その裏で輝く妻だけの自分の給料。

これはもう、クロスミが「ふっしぎなんだよなぁ~」と分かってるくせに頭をひねってるのが笑えた。

クロスミの夫婦は共働きで、でも生活費とかはクロスミの給料からで、で自分のお小遣いも自分の給料からで、全然たまってくれないと。

そりゃそうだと、だってお小遣いがそもそも多くないもん。

大学生でももっといい趣味持てるじゃんってぐらいですもん。

でもそれは大体どこも似通っているらしく、そして共通するのが、「でもさ、妻も給料もらってるのにそれはどうなってるんだろうね?」という疑問。

妻子持ち連中が爆発しましたわ。

「おかしいっ、おかしいぞこれはっ!」と既婚組が一致団結。

風都とミスターはやれやれいと野次馬的ポジション。

「今日は帰ったらそこんとこで会議だっ」なんてびっくばぶーが言いだして、それにクロスミは「いやうちのは強いから、いえないなぁ」と弱気。

十分に楽しませてもらったので、風都も一言。

「いいんじゃん別に、妻ってへそくりするものらしいし、賢くやってくれてるんだよきっと、むしろへそくりをしない妻のほうがまずいとみるね」と。

「それにほら、どの道うちらが知らずにたまっていくお金のほとんどは子供にいくんでしょ? そのために俺ら働くってのも確かなんだから、それなら任せりゃいいじゃん」と。

クロスミは納得してましたけどね、びっくばぶーは「いや、うちのはバカだからためてない。たまってないの知ってるっ」と言ってましたね、まあ、彼が言うんだからそうかもしれないけど、びっくぱぶーよ、なんだかんだでキミは純粋だから、正直に言って、ばれないようにへそくりを貯めるのはたやすいと思うよボクは。

それからは、うん、今度生まれてくるクロスミの第一子の名前を考えたり、妻子持ちのくせに合コンしたいとか言ってたり、風都とミスターは結婚どうするんだと煽られたり。

うん、「風都いいか、例えば俺らだって40代になったら全身タイツとかもう着れなくなるんだぞ」とクロスミ。

意味が分からなくて聞くと余興の話らしく、

「あの、気持ちはありがたいけど、あれだ、まずは先にミスターに結婚式上げてもらって、そこで友情パワー出し切ってもらって、俺の時はなんというかつつましやかにやってもらえればそれで」と。

却下されましたね。

なにバカ言ってんの? と。

いや、まあ、ありがたい話ですが。

とまあ、はい、仲間たちと時間を過ごしたおかげでほんと、心のほうはずいぶんとリフレッシュ出来ました。

でも体のほうが、もうぐったりです。

飲みすぎた後の仕事ってイヤ。

もう若くないのね、そういや食事中にメガネとったら「近視? ああ、老眼か」とか言われましたね。

「どんだけだよっ! まだピッチピチだよ、もともと乱視で疲れ目なんだよ」

「いやそれ老眼だよ」と。

もちろんクロスミですがね、やっぱ敵だよあいつ。

まあ、そんな感じのお盆入りでした。

高校野球も盛り上がりを見せておりますし、ちょっと前にあだち充のミックスも新刊が出ました!

はやく買って読みたいと、でもなんか買う最高のタイミングってのが合わなくて、今の風都はやきもきしてます。

今晩あたり、買ってあだちワールドに浸ろうかなって思います、うんっ。

まあそんなこんなで、今回も中身がまるでないのにかなり長くなってしまいましたので、この辺で締めにしたく思います。

それでは皆様っ、風都は今週末は「頑張る週末」として目指すつもりですが、はいっ、いい週末を送ってください!!

また来週お会いしましょう!!

ではでは~。